EVIDENCE-BASED EQUINE CONDITIONING競走馬というアスリートを、もっと深く。
Racehorse
Conditioning Science競走馬コンディショニング・サイエンス
コンディショニング

レーザー・光生体調節

Laser / Photobiomodulation

光の条件と対象組織を確認し、生理作用から治癒を推定しない。

文献確認済み・獣医師監修前。掲載文献の範囲を示す教育用記事です。網羅的なシステマティックレビューではありません。

目的と想定される作用機序

光を用いた介入です。波長、出力、照射条件などが異なる処置を同一視しません。

対象組織と適応

診断された病変と介入の目的を専門家が対応させます。「広く使われる」ことは有効性の証明ではありません。

禁忌・注意事項

馬の状態、設備・機器、安全管理、担当者の技能を確認します。自己判断の処置や設定値は提示しません。

実際の使用方法

実施条件と評価時点を記録し、どのアウトカムの変化を見ているかを明確にします。

馬における研究

リハビリテーションのスコーピングレビューは、研究デザインと介入条件、転帰情報の不足を指摘しています。これは本介入の無効性を示すものではありません。

他動物・ヒトの研究

本ページではヒトの効果を馬へ直接外挿していません。

Clinical Interpretation

掲載研究で評価した指標と、競走復帰・長期再発率は区別します。異なる対象と処置条件への一般化はできません。

登録研究から分かること

腱・靱帯傷害のある運動馬26頭を対象とする研究です。疼痛・腫脹・跛行と病変割合の改善を報告。一方、エコー輝度の変化には有意な群間差を認めなかった。

小規模かつ短期間。長期の再発率、競走復帰、すべてのレーザー条件への一般化はできない。

Evidence Summary

対象種、アウトカム、根拠の強さ、効果の方向を分けて示します。評価は掲載文献に基づく暫定的な編集判断です。

疼痛 / 腫脹 / 跛行 / 超音波所見

C — Limited · 限定的Effect: 有益な可能性

疼痛・腫脹・跛行と病変割合の改善を報告。一方、エコー輝度の変化には有意な群間差を認めなかった。

根拠:pmid-32751968

競走復帰・再発率

E — Insufficient · 不十分Effect: 結論できない

登録済みの総説のみでは本介入の臨床効果を結論できない。一次研究の追加確認が必要。

根拠:pmid-34067449

研究上の限界 / Evidence Gap

小規模かつ短期間。長期の再発率、競走復帰、すべてのレーザー条件への一般化はできない。

References

Equine Rehabilitation: A Scoping Review of the Literature

Atalaia T, Prazeres J, Abrantes J, Clayton HM. Animals : an open access journal from MDPI. 2021.

PMID: 34067449 · DOI: 10.3390/ani11061508

確認範囲:書誌・抄録 · 研究の詳細と限界 →

Effects of High Intensity Laser Therapy in the Treatment of Tendon and Ligament Injuries in Performance Horses

Zielińska P, Nicpoń J, Kiełbowicz Z, Soroko M, Dudek K, Zaborski D. Animals : an open access journal from MDPI. 2020.

PMID: 32751968 · DOI: 10.3390/ani10081327

確認範囲:書誌・抄録 · 研究の詳細と限界 →